待ちに待った春本番。目が痒い、謎の肌荒れ…でも雪が解けて嬉しいです。
まだ寒いですが、日当たりが良すぎる我が家は室温28度に急上昇。
半袖で過ごす日も出てきました。
先週末は香港中楽団を聴きに行きました。
ほぼ知らない曲だらけでしたが、最後まで集中力マックスで楽しみました。
聴きに行った生徒さんも「あまりにも素晴らしい演奏で感動」
と口を揃えて感想を言ってくれます。
このジャンルを初めて聴く人にはどう聴こえるのだろう思っていました。
かなり攻めた選曲だったとは思いますが、
あの編成をフルに生かした曲を作曲した人も凄いです。
どうやって演奏しているのかすら想像がつかない曲もあったりで、
楽団としての力量を惜しみなく聴かせてくれましたね。
昨年の東京公演で注目していた若い奏者は首席になっていました。凄すぎる…
全体的に若い演奏家に世代交代しているのか、
香港中楽団の中でも有名な奏者達は退団していっているようです。
個人的には「河南小曲」を練習していた時には香港中楽団の奏者の演奏を
何百回と聴いたので、あの奏者がいなくなったのは残念でした。
ベテランがいなくっても、あのクオリティを維持しているどころか進化していっているのは
指揮者の凄いところなのでしょう。
真ん中あたりで中阮を弾いていた人は絶対に見たことがあるなと思っていたら、
数年前に台湾に行ったときに聴いた楽団のコンサートで
ソリストとして演奏していた人でした。
そんなレベルの人が集まっている楽団なんですね。
本当に良い演奏で、また香港に飛んで行きたくなりました。
このコンサートを聴いて一つ思い出したことがあります。
全然音楽とは関係ない話です。
数年前、香港中楽団を聴きに香港に行った時に、観光で街をウロウロ歩いていました。
狭い街で暑いしイライラしていたら、何かを叫んでいる若者の集団に遭遇。
「デモ隊かな…」と警戒して目を合わせないように通り過ぎようとしたら、
彼らが持っていた紙に「日本への募金をお願いします」と書かれてるのが目に入りました。
それが東日本大震災の数か月後の事でした。
さすがに日本人として無視する事ができずに、彼らに話しかけてしまいました。
その時はそんな英語力があったんですね…(笑)
少し話をした後に呑気に海外旅行をしている自分が急に恥ずかしくなり、
感謝を伝えて、募金したと思います。
記憶が曖昧ですが、そのまま立ち去るなんて事はしていないと当時の自分を信じたいです…
海外に行くと、スマホを盗まれたり、タクシーでぼったくりにあったり、
嫌な事もあるのですが、この事は忘れられない思い出です。
以前には鳴尾先生の計らいで楽団のリハーサルを見学させてもらったりして、
しかも絶対に向こうは覚えていませんが、革胡の首席にご飯奢ってもらってしまったり…
どれだけ厚かましいんでしょうか…
いろんな事があったので、香港中楽団には個人的に強い思い出があるのでしょう。
ほとんど音楽と関係ないところなのですが。
香港に聴きにいく物と思っていたのが、まさか日本に、まさか北海道に来るという
のが未だに信じられないくらいの衝撃でした。
今回のコンサートを聴いた生徒さんが「私の二胡の音と別物だわ…」と漏らしていました。
思わず笑ってしまいましたが、その人の先生は自分でした。
ちょっと胸に刺さる思いでしたが、
「あんな上手い人たちがこんなホールで弾いたら、そりゃ違いますよ~」
という慰めの言葉の半分は自分に向かって出た言葉でしょうね。
良い刺激になったと捉えたいと思います!
去年は国内のイベントが再始動の年でした。
今年は国を超えて色んな事が再始動して、かなり気合の入ったイベントも多いようです。
そろそろパスポートを取り直す時でしょうか。
円安にも負けず、どこかに行きたいと思います。

